正しいスキンケアとは

スキンケアには二つの目的があります。まず、汚れを落とし、水分と油分を補って肌のバリア機能を正常に保つこと。これによって、外部の刺激から肌が守られ、トラブルを起こしにくくなります。

もう一つは、「なりたい肌をつくる」ことです。美白やアンチエイジングがこれに当たります。基本的なケアの他に、目的に沿った効果を持つ機能性化粧品をプラスして、自分の理想の肌に近づけていくのです。

どちらの目的のためにも必要なのは、自分の肌を知ること。せっかく高機能化粧品を使ってお手入れをしても、自分の肌質に合っていないのでは効果は期待できません。それどころか、かえって肌が荒れてしまったり、ニキビができたりというトラブルを招きかねないのです。

肌診断

肌診断は、化粧品店やデパートの化粧品カウンターで受けられます。皮脂量や水分量の測定、肌のハリやキメなどもチェックができます。

肌質は、おおむね普通肌・脂性肌・乾燥肌・混合肌(乾燥型脂性肌)の4のタイプ。それぞれ特性があり、注意すべき点も異なります。この肌タイプに合った化粧品を使うことが、正しいスキンケアの第一歩です。

自分の肌質が分かったら、目的別に基礎化粧品を選びます。このとき、化粧品の成分に関する知識も必要です。どのような成分が使われていて、それが肌にどんな作用や効能があるのかを理解していれば、「なんとなく」「よくわからないけどよさそうだから」というあいまいな理由で化粧品を選ぶこともなくなります。

また、使い方も大切。化粧水は少量ずつ、肌に押し込むようになじませてたり、コットンでこすったりしないよう、自分の肌を丁寧に扱うことを心がけてください。

こうしたシンプルなケアが、肌質に合った化粧品でできれば、高価な化粧品を使わなくても肌の健康を保つことができます。特に、ニキビなど、トラブルを抱えている肌にはこういった基本的なケアを徹底して、肌環境を整えることが重要なのです。機能性化粧品を使ったスペシャルケアをするのは、それからです。

 

そのスキンケア、間違っていませんか?

「ニキビに効く!」といううたい文句の化粧品は数多く販売されています。
対面式だけでなく、最近は通信販売でも手軽に購入できるようになりました。
無料サンプルやミニサイズのトライアルセットも豊富で、中には現品を使ってみて、
合わなければ返金してくれるという会社もあります。
自分にいちばん合うものを見つけたい人にはありがたいことですね。

でも、いくら試してみても、自分の肌質に合った化粧品でなければ、効果は期待できません。
例えば、乾燥肌だと自己診断して、油分を補う化粧品を使用していたら、
実は皮脂量でなく水分が不足しているタイプだったということはよくあります。
このような場合は、水分を補わなくてはなりませんが、それを知らないまま、今度は皮脂を抑える、
あるいは取り去るケアをしてしまうと、ますます乾燥が進んでしまうということになりかねません。

このように、せっかくのケアが無駄にならないように、まずは肌診断を受けてみることをオススメします。
化粧品店や、百貨店のコスメコーナーなどで、たいていは無料で受けることができます。
その際に、その人に合ったケアについてアドバイスをしてくれます。
利用しない手はありません。

ニキビ肌にとって大切なのは、「洗顔と保湿」です。
しかし、ニキビだからといって、やみくもに皮脂を除去したり洗顔の回数を増やせばいいというわけではありません。
汚れを落とそうとゴシゴシ洗ったり、冷水や温水で洗ったりするのは逆効果です。
確かに清潔にすることは必要ですが、ニキビ肌は健康な状態に比べて刺激に弱くなっています。
「ぬるま湯で、優しく洗う」が基本です。

また、そのあとの保湿も重要です。
セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分の入った化粧水や美容液を使って、水分をしっかりと補いましょう。
このとき、コットンでパタパタ叩いて化粧水を浸透させようとしてもあまり意味はありません。
できれば手のひらで、少量ずつ、化粧水で層をつくるような気持ちで「入れ込む」のがいいでしょう。
そして、最後に乳液やクリームでフタをします。
油分はなるべく避けたいと思うかもしれませんが、ニキビ用のものを使って、水分の蒸発を防ぎましょう。