グリチルリチン酸は何に効く?

ニキビ用化粧品には必ずと言っていいほど配合されている「グリチルリチン酸ジカリウム」。
カンゾウという植物由来の成分であるグリチルリチン酸は、
日本でも昔から解毒・消炎効果があるとして使われてきました。
現代でも化粧品だけでなく、歯磨きやシャンプー、ニキビを始めとする
さまざまな皮膚炎の治療薬に配合されています。

しかし、水に溶けにくい性質のため、そのままでは使いにくいという欠点がありました。
そこで、カリウムと合わせて誘導体としたのが「グリチルリチン酸ジカリウム」です。
「グリチルリチン酸2K」と表示してある化粧品や医薬部外品もありますが、同じものです。

主な効果として、消炎・抗アレルギー作用の他に女性ホルモン様作用があります。
抗女性ホルモン様作用とは、その名のとおり女性ホルモンに似た働きをすることです。
ニキビの原因の一つに、ホルモンバランスの乱れがありますよね。
男性ホルモンの分泌が亢進するため、皮脂分泌が活発になるのですが、
グリチルリチン酸ジカリウムがそれを抑制してくれるというわけです。

また、ステロイドと基本的な成分構造が似ているので、同じような効果があります。
ステロイドほどの即効性はないかわり、副作用もほとんどないので、長く使いたいときには向いています。
ニキビに対しては、痛みや炎症を抑える効果が期待できるでしょう。
どちらかといえば、予防よりできてしまったニキビのケア用です。

身の回りに普通にある商品に配合されていることが多いため、気軽に使いがちですが、
実は薬事法で使用量が規制されている成分です。
スキンケア用として、肌にとどまる化粧品の場合は、0.3%が使用の上限とされています。

しかし、通常であれば0.02から0.05%という極めて少量の配合で消炎効果があると言われているので、
強い成分であるということは認識しておくべきでしょう。

市販されている化粧品であればまず心配ありませんし、
容量を守って正しく使えば優れた効果を発揮する成分です。

 

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