女性ホルモンの乱れ、その影響

前項で、「生理前のニキビは女性ホルモンが関係している」と説明しました。
では、それ以外のニキビには、女性ホルモンの影響はないのでしょうか?

もちろんそのようなことはありません。

皮脂分泌を活発にし、角質層を硬化させる働きを持つ男性ホルモンは、女性の体内でも分泌されています。
しかし、ホルモンバランスが崩れると、肌のハリやみずみずしさの元となる女性ホルモンの分泌は低下。
男性ホルモンの影響が出てきます。
これにより肌のターンオーバーのサイクルが乱れ、ニキビができやすくなるのです。
では、ホルモンの乱れはなぜ起こるのでしょうか?

まずは生活習慣の見直しが必要です。
睡眠不足や、不規則な食事、仕事のしすぎなど、日頃の生活の負担を、脳は「ストレス」と感じます。
すると、自衛のため、脳から抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンが分泌されるのです。
このとき副産物として男性ホルモンが増加します。

また、脳の視床下部という部分は、ホルモン分泌だけでなく自律神経も司っています。
ストレスにより自律神経がダメージを受けると、女性ホルモンを分泌する卵巣への指令がうまく伝達されず、
ホルモンバランスの崩れにつながるのです。

それだけでなく、生理不順や気持ちの落ち込み・イライラ、むくみなど女性特有の症状もここに原因があることが多いのです。
女性ホルモンとニキビと言うより、「ストレスとニキビは切っても切れない関係がある」と考えた方がいいかもしれませんね。

ニキビの治療のひとつとしてホルモン剤を使う方法があります。
20歳以上でないとできないこと、保険の適用外となるので費用がかかることなどの条件があります。
ニキビ以外に生理不順や不正出血などの婦人科症状が見られる人、皮脂分泌が過剰な人、
他の治療で治らない人には、効果が期待できるといわれています。
定期的な受診や検査が必要です。
治りにくいニキビに悩まされている場合は、一度相談してみてもいいかもしれません。

 

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